契約者貸付制度の概要

小規模企業共済の契約者は、中小企業基盤整備機構が実施する貸付制度を利用することが出来ます。

 

貸付制度には6つの貸付種類があります。
それぞれの特色をまとめてみました。

 

1.一般貸付け
事業資金または事業に関連する資金の貸し付けを、簡単迅速に受けられる制度。

 

2.傷病災害時貸付け
疾病または負傷によって一定期間入院をしたため、または、災害救助法に適用する災害等、または、一般災害(火災、台風、落雷、暴風雨など)により被害を受けたために経営の安定に支障が生じた場合、事業資金の貸し付けを受けられる制度。

 

3.創業転業時貸付け
新規開業・転業を行う場合に必要になる資金の貸し付けを受けられる制度。
掛金納付月数通算制度を利用し、新規開業・転業後にも小規模企業共済契約を再び締結する意思をもっている方に限ります。

 

4.新規事業展開等貸付け
共済契約者が事業を多角化するために必要な資金、および共済契約者の後継者が新規に開業または事業を多角化するために必要な資金の貸し付けを受けられる制度。

 

5.福祉対応貸付け
共済契約者または同居の親族の福祉向上のために必要な住宅改造資金や福祉機器購入などの資金を、共済契約者が貸し付けを受けられる制度。

 

6.緊急経営安定貸付け
経営環境の悪化などに起因する一時的な業績悪化により、資金繰りに著しい支障をきたした共済契約者が、経営の安定を図るために必要な事業資金の貸し付けが受けられる制度。

 

貸付種類には、それぞれの異なる資格や要件があります。
詳しいことは中小企業基盤整備機構の相談窓口やホームページで確認してください。